シャッターパネル を用いた壁面造作什器|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

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リタイヤした図面屋ですが、仕事から解放されて日々のんびり気楽に暮らしてます。そんな奴が好き勝手書いてます!

シャッターパネル を用いた壁面造作什器


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■サイズ
■仕様
W980×D500×H3000
図面参照 
 フレーム:25×25スチール角パイプ焼き付け仕上げ
 トラス:25×25スチール角パイプ焼き付け仕上げ
 背パネル:木工シャッターパネル
■備考
180419更新

この図面事例は、スポーツショップの壁面什器の図面事例です。

この業態で人気のある壁面什器とは、やはりシャッターパネル でしょう。今回はこれを説明していきます。

基本となる支柱は、ケンドン式で設置しましたが、上げて落としただけでの納めとなっているため、本格的なのケンドン式ではありません。

ただ、天地の支柱止めはこうした施工例は、確かにありますし、またよく使う手だと感じます。

続きに詳細図を載せておきますね。

作図は、もうかなり前のもので新しさにはほど遠いものかもしれませんが、シャッターパネルについては未だに、前述したようにスポーツショップでは必要不可欠な機能です。

では、続きをご覧ください!

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さて、意匠の古い新しいは別として側面の支柱はしっかりと天地で固定して強度のある納めにしなくてはなりません。

この支柱の納め方はサッシュ等と同様に床面にはインロー式で、天井には溶接したボルトとナットで固定する方法が最もポピュラーな取り付け方かもしれません。

しかし、この図面事例のように天井のプラスターボードを貫通してケンドン式で固定している納め方もあります。

この利点としては、支柱を貫通させるので調整範囲に余裕があるので施工方法の意外と楽かもしれません。

というのも、現場というものは、天井面と床面が平行になっている事はまずありません。

床スラブの微妙な不陸や、天井面の設備機器による垂れ等が原因で、製作物が入らないケースも多々あります。

こういった問題に左右される事なく取り付けが可能なのが、ある意味ケンドン式の利点かもしれません。

ただ、デメリットもあります。

それは、天井のボードを貫通する際には、支柱より大きめの開口を開ける必要があるのはお分かりでしょう。

仮に、40mm×40mmの角パイプを使うならば、天高にもよりますが、最低でも60mm×60mmの開口が必要です。

そうなると、天井のパイプの廻りに隙間が現れますが、これについては、その隙間を隠すカバーを取り付ける事で解消されます。(図面事例はありませんが・・・。)

ただ、下手をすればボードの貼り替えを余儀なくされることがありますね!

これは無駄なコストと作業手間を生んでしまい、工事行程にも影響を与えかねないので十分注意して下さい。

最後に、平断面詳細図と、縦断面図詳細図を添付しておきます。


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この図面には、天井には隙間無く支柱が納まっていますがこんなことは、まずあり得ません。

図面を描く人間が、ズルをした気がします。

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2022/07/17| コメント:0Edit

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