
ホームセンターや量販店等で多用されるスライド式壁面什器です。
この什器の利点は、スライドする什器にストック機能を設ける必要がなく、全てを陳列やディスプレイに活用出来るという所でですね。
又、売場内ストックとしても大量の商品を収納出来る所もこの手法の良い点でもあります。
そして、背面も陳列やディスプレイとして機能させる事も出来るので、多用な使い方も考えられます。
ただ唯一の難点は、奥行きが通常の什器より倍必要な点です。
なのである程度の広さが必要となるんです。
注意すべき点は2つ。1つ目は高さがある什器なので安全に且つスムーズにスライドさせる事が必要な事。
2つ目はスライドの軸となる背面側什器の強度です。
詳しくは続きを読むの断面図と一緒にご覧下さい。
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スライド式什器の断面図です。
注意点の一つ目に挙げた安全且つスムーズにスライドさせる為には上部のレールと、底面のキャスターが重要となります。
レールは家具金物メーカーの既製品を応用して作図をしていますが、本来の用途はクローゼットの引き戸用なんです。
メーカーに対して確認はしましたが、理論上では可能という返事しかもらえませんでした。
なので実際に使用されたかどうか正直定かではありません。
キャスターに関しては、必ず一方向のタイプのもので、重量用を選ぶ事をお勧めします。
又、床面を傷つけない為にもローラー部分はゴム製か樹脂系が良いでしょう。
二つ目の注意点の背面什器の強度についてですが、重量のある什器をスライドさせるので見付を太くして強度を上げています。
倒れ止めとガイド用のレールでさほど重量が掛からないと言えど、商品が陳列された状態では少なからず荷重がかかります。
なので見付寸法は40mmに設定しました。
その際ジョイント部見付の収めにも気を配って下さい。
いくら背面にあって隠れている什器でも見付にジョンとラインがあるよりも、綺麗に一つの面として見せた方が見栄えも良いです。
その為片方の什器の見付を勝たせてジョイントさせています。
図面内のb詳細図を参照して下さい。
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