金庫を隠すためのL型建具の図面事例_0605|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

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リタイヤした平凡な図面屋です。仕事から解放されて日々のんびり気楽に暮らしてます。そんな奴が好き勝手書いてます!

金庫を隠すためのL型建具の図面事例_0605


L型建具


■サイズ
■仕様
W692×D170×H2100
図面参照 
 建具:木下地化粧板仕上げ
 枠:木ラッカー塗装仕上げ
■備考
★このCADデータはDL-MARKETで販売しています。
※データはVector Worksで作成しています。
⇒ 木製建具詳細図_0002

私もこのようなL型の建具図面を描いたのは初めてだったんですが、まあ、何でも経験だと感じ挑戦した事例です。

まあ、特殊と言っちゃ特殊なのですが、過去にスーパーブランドショップの実施図面をやっていたときに依頼されました。

店舗の片隅に元々金庫が配置され、このままじゃ金庫が丸見えと気づき、急遽金庫を覆うことが必要となったんです。まいった!

それでは、続きをどうぞ!

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気付いたときは、竣工も間近だったのでちょっと嫌感は走りましたが、対応してなんぼですから、結果をすぐに出さなきゃならない結果となりました。

要は、この金庫スペースにフトコロと言うか?置く行きがには無かったのです。そんなところに当たり前に建具枠を付けてしまったら、金庫の扉は開くのは開きますが、完全には開かない状態なんです。

ですから、ちょっと変形の建具枠を考え、金庫の扉が完全な位置まで来るようにしなければならなかったんです。もちろん、それに伴い当然、建具をL型にしなければならなかったというのが真意です。

最初は、ちょっとびくつきましたが、考えてみればそれほど悩むこともなくすんなりとL型の建具を思いついたので描いてしまったののがこの図面事例です。


さて、ここで詳細図関連を載せておきます。

■平面詳細図
L型建具02


■断面詳細図

L型建具03


長年、店舗設計をしていると、まあいろんなことが発生しますが、何とか知恵を絞れば何とかなるものですが、とても大変な事です。

修羅場というと大げさですが、経験の積み重ねは必ず、後に良い結果を生みますので、皆さんも何に対しても真摯に向き合うことが肝心です。

最後に、このよう特殊な建具図の場合は必ず図面上でシュミレーションをして開閉に障害がないように設計する事を心がけて下さい。

注意すべき点は吊り元の蝶番のタイプ(品番)と戸当たりの位置です。蝶番によって回転軸が変わって来るからです。

その為、建具と戸当たりが干渉してしまう場合があるので、建具の小口に隅切り加工を施すか、戸当たりの位置を調整するかのどちらかで対処するようにして下さい。


尚、このCADデータはDL-MARKETで販売しています。
※データはVector Worksで作成しています。
⇒ 木製建具詳細図_0002


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2017/06/05| Edit
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