
■サイズ
| ■仕様 |
W1500×D450×H2270 図面参照 | 背パネル:ケイカル板下地ラッカー塗装仕上げ(白) 棚受け:25×25スチール角パイプブロンズメッキ仕上げ
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■備考
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この作図事例は、通常レイアウトされる基本什器ではなく、床固定式ディスプレー什器の姿図と断面図です。向かって右側がディスプレースペースです。
ディスプレーパネルの仕上げ下地材は、不燃材のケイカル板を使用しています。そして、図面上では明記しておりませんが、下地材には角パイプフレームを使用しています。
この背ディスプレーパネルの厚みで自立させるには、やはりパイプ組で補強して強度を上げる必要があるからです。
パネルの厚みを太くすることも考えられますが、そうなると重量もかさむので、レイアウト変更には風紀です。この場合は、あくまでも什器扱いとしました。
それでは、詳しくは続きをご覧下さい。
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なぜ、什器扱いするかというと、当時百貨店では、シーズンごとに売場の変更が多く発生!そのためどうしても、造作での造りは御法度でした。大概が工場での製作となり現場(売場)での組み立てとなってました。
当時は、アパレル全盛期だったので、やむを得ないことのようでした。
次にその納めを見ていきましょう。

再度、上の三面図を見てください。HGパイプはパネルからと床からの2箇所によるインロー式にて固定しています。
断面図で描かれているように棚用のインローベースと、HP用のインローベースは、それぞれ単独で取り付けるようになっています。
しかし、施工上各パーツの高さレベルを調整する上では一体型にした方が、現場的には良かったようです。
ディスプレー棚のガラスを固定するコの字金物の仕上げに、ビーズブラスト仕上げとあります。これは、ガラスビーズを表面に高圧のエアーで吹き付けて研磨する方法で、スリガラスのような表面仕上げになります。
ちょっと分かりにかもしれませんが参考までに写真を掲載しておきます。

最後に、今では考えられないほど、作図レベルが低いのですね。これじゃ、耐久性に関しては厳しいものがあります。
実際につくって現場での組み立ては厳しい!
ですから、今回の図面はフォルムと機能を理解する程度で良いです。逆に真似らない方が良いでしょう。部材を変更すれば何とか使い物にはなりますが、このままだと駄目!
こんなお粗末な図面を描いていた時期もあったと反省します。ご容赦を!
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