円形ガラスFIXのスライドドアの建具図|ポイントはガラスFIXの納め!|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

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リタイヤした図面屋ですが、仕事から解放されて日々のんびり気楽に暮らしてます。そんな奴が好き勝手書いてます!

円形ガラスFIXのスライドドアの建具図|ポイントはガラスFIXの納め!


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■サイズ
■仕様
W1305×D156×H2500
図面参照 
 建具:木工ラッカー塗装仕上げ
 建具枠:スチール曲げ加工焼き付け仕上げ
 ガラリ枠:t=6 SUS HL FB
 ガラリ羽根:t=3 SUS HL FB
■備考



この図面事例は円形クリアガラスをはめ殺し(FIX)したスライドドアの作図事例です。

ベーカリーショップの加工室出入り口に設置した建具です。

本来厨房などの水を扱う部屋への出入り口には、湿気がたまりやすく、木製建具はあまり使用しません。

湿気によって建具(特に内部)が腐食してしまうからです。

また、厨房では火を火を使うことがので法規的に不燃仕様とされます。

ですから、今回のような木製建具は、認めらる事が難しいことが多々あります。

それでは、続きをご覧ください!

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しかし、今回の事例では加工室内での水使用の頻度が、少ないことと、コンロやフライヤーなど、火も使わない事から木製建具で法規的にもクリアしました。

不燃仕様とそうでないものとでは建具自体の納め方も全く変わって来きます。

それでは、作図についてお伝えします。

このスライドドアの納め方は、従来の引き戸と同じ考え方でさほど違いはありません。

唯一注意すべきは、吊りレールと床ガイドの取り合い、そしてガラリ取り付けです。

以下の作図は、ガラリ部分を拡大した画像を添付していますので参考にして下さい。

      
スライドドアSD



引き戸の枠と吊りレールとは、厚みのあるLアングルで固定しています。

そして、建具と枠との隙間を取るために、枠とアングル間に角パイプを挟み込んでいます。

この隙間は、吊りレールを扱う建材メーカーのカタログでも記載されたいます。

およそ、4mm〜6mm程度を設けておけば問題ないでしょう。

この隙間は建具と枠とが接触する事を回避するために設けています。

吊りレールを扱う建材メーカーも、4mm〜6mm程度の指示が亜見受けら得ますので、一度メーカーのホームページでも確認してみて下さい。

最後に、作図ポイントとして平面詳細図の拡大版を載せておきます。

建具図には、必ずこの平面詳細図が必要になります。

a detail
円形のクリアガラスの納めがしっかり描かれていますもで、覚えるようにしてください。

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2022/07/29| コメント:0Edit

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