【ID_002】隠し蝶番を使ったの作図事例|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

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【ID_002】隠し蝶番を使ったの作図事例


Mplan-251227-01

■Data NO.
■サイズ■仕様
※図面参照してください スチール+シート貼り
■備考
作図日:2016.01.15
分電盤の隠し扉
【ID_000】は iron doorの略語

【作図解説】
今回の作図事例は、壁面に組み込まれた隠し蝶番を用いた建具の詳細図です。

現場では、この手の納まりをまとめて「隠し扉」と呼ぶことも多いのですが、正確には扉そのものではなく、蝶番をはじめとする開閉機構を見せないための作図になります。

目的は、不必要なもの、見せたくない設備や金物を壁面に埋め込み、空間の連続性を保つことです。

商業空間のムードを損なわないために、点検用の建具でありながら、意匠としては壁の一部に見える構成を目指しています。

今回の事例では、分電盤およびそれに付随する設備類への点検口として計画されていますが、商業施設を見渡せば、同様の「隠し扉」と呼ばれる納まりは、さまざまな場所で使われています。


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【作図ポイント】
この作図の主役は、あくまで隠し蝶番です。

一般的な建具のように蝶番が露出する構成ではなく、壁面内部に金物を納めることで、正面・側面ともに蝶番の存在が視認されない納まりとしています。

そのため、建具枠のように小口がはっきり出る素材は使わず、壁面仕上げと連続して見える構成が前提になります。

また、ドアノブや把手といった突起物も極力排除し、建具としての存在感を消すことを意識しています。

点検頻度は高くないものの、防犯上の理由から鍵の設置は必須です。

加えて、内部に設備を抱え込むため扉重量が大きくなりやすく、隠し蝶番には耐荷重性能と調整機能の両立が求められます。

section-251227

【私感として】
現場では「隠し扉」と一言で呼ばれがちですが、実際の作図で神経を使うのは、扉そのものよりも隠し蝶番の納まりです。

金物寸法、取付位置、開閉クリアランス、重量バランスなど、見えない部分ほど検討項目が増えていきます。

完成してしまえば、そこに扉があることすら気づかれないかもしれません。しかし、その「何もない壁」を成立させるために、相当量の作図と調整が詰め込まれています。

見せないために、ここまで描く。

隠し蝶番は、いわゆる「隠し扉」と呼ばれる納まりを支える、縁の下の主役だと思います。


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2026/01/08| コメント:0Edit

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