建具図を描くなら絶対に覚えましょう!_その1|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

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リタイヤした平凡な図面屋です。仕事から解放されて日々のんびり気楽に暮らしてます。そんな奴が好き勝手書いてます!

建具図を描くなら絶対に覚えましょう!_その1


joinery


■サイズ
■仕様
W1010×D145×H3600
図面参照 
 枠:t=5mm SUS HL FB
 建具:木単板練り付け染色CL仕上げ
■備考


『建具図を描くなら絶対に覚えましょう!_その1』をはじめますが、今回は、フロアヒンジを使った木製建具の姿図と断面図です。

店舗設計をしていると、必ずといっていいほど、このフロアヒンジは出没します。「いやや!」って言っても出てきます。ですから、今回は使ったフロアヒンジについてお話を進めます。

まず、フロアヒンジの利点から!

フロアヒンジに利点は、まず使用頻度が高い建具には、もってこいと言ったところでしょうかね。経験値なので正確なところは、なんとも言えません。

「普通の蝶番でも良いじゃないか!」って意見もあるんですが、いったい、その違いはどこにあるのでしょうか?

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利点その1

フロアヒンジは、建具(ドア)の軸下の床に埋め込んで建具の重量を受け、その開閉スピードを調整することが出来ます。
利点その2
建具を、すぐに開いたり、閉じたり出来ないように、開閉スピードをコントロールすることも可能なのです。


それではざっくりですが、フロアヒンジを理解したところで、今回の図面事例を進めましょう。

今回の事例では、建具としては3600mmと高さ厚みが50mmという大変大きなものです。重量もかなりなものです。ですから、重量用のフロアヒンジを使用したのです。

作り自体は、それほど難しい建具ではありませんが、やはり最初から重量が気になっていました。作図的には、普段なにげ無しの描いている図面と何ら変わりはありません。

ぶっちゃけ、みなさんが日々描いている建具とほぼ同じです。

まあ今回は、フロアヒンジを再認識してもらいたいので投稿したわけです。それでは詳細図を見て下さい。

平面詳細図と縦断面図です。どちらの図面も良く描けたと思っています。また、建具自体がシンプルだったので、図面もそれなりです。

13F_建具図02

建具の右側にフロアヒンジの軸が表現されているのが分かりますか?
よく見てください。OKですか? 

多くは説明しませんが、この建具図の注目点としては建具枠を見せないデザインで、私はフレームレスと呼んでますが、シンプルで全体にスッキリした感じが特徴です。

こういった納めは、私は好きで、結構使ってますね!これについては、当サイトにも多くの事例がありますので、一度探してみて下さい。

13F_建具図03
上の作図は、断面詳細図と言いますが、図面はバッチリです。

床面に、フロアヒンジが、はめられているのが確認できますね。 これでは、形状がわかりにくいので、参考写真を添付しておきます。以下参考願います。


1338511138163236
※参考写真(サッシネット)

納め方はこんな風ですが、かすかに見えているのが解りますか>? 

まあ、街中で意識すればきっと目に入ることと感じます。このようにフロアヒンジは、多く使われています。何の言ってもその用途は、広範囲にわたりますからね。

店舗設計を目指すあなた! 必ずこの図面事例を理解して下さい。

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2021/07/18| Edit
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