2種類のミラーパネルの作図事例とその詳細図|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

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リタイヤした平凡な図面屋です。仕事から解放されて日々のんびり気楽に暮らしてます。そんな奴が好き勝手書いてます!

2種類のミラーパネルの作図事例とその詳細図


柱巻きミラーパネル01


■サイズ
■仕様
W600×D40×H2350
図面参照 
 フレーム:5×40スチールFBクロムメッキ仕上げ
 バックパネル:木工化粧板仕上げ
 巾木:木工下地t=1.6スチールプレートクロームメッキ仕上げ
■備考


今回は、アパレルショップに欠かせないミラーパネルのご紹介です。

過去に設計したショップにのミラーパネルが2種類ありましたので、それを共有します。
ひとつは、変形した柱に取り付け,もう一つは壁面に付けました。

もちろんショップによって違いがありますが、ミラーパネル自体は同仕様として仕上げます。
ただ、違いは取り付ける箇所の違いだけです。

右側の図面は、壁面での仕様で、一般的なミラーパネルの納めですが、左側のミラーパネルを取り付けるのが柱巻きで、その取り付け方法に若干の違いがあります。

それでは、その取り付けについて詳しくお伝えしましょう!

続きをご覧ください。

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まず、左のミラーパネルからはじめます。

取り付けるのが円形の柱なのでちょっと厄介ですね。固定方法を考えなければ成らないのです。
そこで、事例のようなカタチで納めました。

以下にその断面詳細図がありますので、見ておいてください。

柱巻きミラーパネル02

従来の円形の柱巻きは軽量鉄骨(LGS)とプラスターボード(PB)による構造が主ですが、この事例については、駆体柱(建築)+ 角パイプ組+ボンデ鋼板で下地が造られています。

ミラーパネルの取り付け方としては。まず床面に固定用のコの字アングルを取り付けます。

その後、柱の下地のある角パイプに固定金物をビス止めしておきます。

最後にケンドン式に似た感じでミラーパネルを持ち上げて床固定金物に設置します。

後は,柱上部をインロー式で差し込んでビス止めとします。

記事を書きながら思いましたが、別にインロー式にしなくても良かったかも......。

というのも、床のコの字アングルで固定状態になっているので、インロー式で行くとミラーパネルを反らさなくてはなりませんよね。

よくよく考えてみれば、上部の固定はインロー式ではなくフラットバーだけでも十分持ちます。(反省)

先ほどのやり方でミラーパネルを持ち上げて、そのまま落としてやればミラーパネルを反らせることなく納まりますしね。

後は、円形柱からの固定金物(フラットバー)の上部からビスを3本も売ってやればOKだと感じます。
ちょっとややこしい言い方ですが、なんとか理解してください。

次に、図面右のミラーパネルの断面詳細図も添付して終了とします。
ミラーパネル自体は、ほとんど同仕様となっています。

柱巻きミラーパネル03

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2023/12/25| Edit
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