ガラスとサッシの関係を理解して、納めをマスターすること!|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

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リタイヤした平凡な図面屋です。仕事から解放されて日々のんびり気楽に暮らしてます。そんな奴が好き勝手書いてます!

ガラスとサッシの関係を理解して、納めをマスターすること!

sash+sliding-door1

上の作図は、とある百貨店で顧客のメンバーズカード募集&作るエリアの作図事例です。今回は、この作図事例の説明では無く、ここでのガラスサッシとその納めについてお話しします。

では、以下の図面を見てください。実は、この図面こそガラス&サッシの基本である納めのノウハウが一杯詰まってるのです。

sash+sliding-door2



1枚目の図面は、全体像を理解してください。その他については、あまり意識することはありません。百貨店にこのようなコーナーが有る。っていう程度でかまわないでしょう。

問題は、サッシとそこにはめ込むガラス戸の関わり合いが、大命題です。一見、「ややこし!」って思うでしょ。

しかし、一つ一つ、じっくり見ていけば、「なんや!」ってなります。そうなれば、後はあなたのノウハウボックスにこのノウハウを蓄積するだけです。

さて、どこから攻めようかなって、書いている方も、気が気じゃないですが、とにかく進めましょう。続きをどうぞ!

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それでは、まず、二つの平面詳細から行きましょう。上記図面の左上です。これを我々は「平詳」と呼んでますが、正式には「平面詳細図」と言います。

a detail

以下の図面は、ガラススクリーンというかサッシ図を一部拡大しましたが、解りますか?ガラス部分を見ると8mmガラスがあるのが、見て取れます。

このような、サッシだけでなく、その他ショーウインドや、一枚物のガラススクリーンも平詳は、同じ納めです。ただ、若干の部材の変化はあります。

基本スチールフレーム、30mm×90mmが有り、その内側にガラス押さえが有ります。そこにFIXされた8mmガラスも確認できます。
この場合、ガラス押さえ(回り縁)は全て、ビス止めといています。しかし、場合によっては、一方を工場で、溶接するケースも少なくはありません。

往々にして、この納めさえ理解すればOKです!

a
もう1箇所ある平詳も添付しておきます。こちらの平詳もガラスがFIXされています。納め方は、前述した者と同様です。

b detail

それでは、今度は以下の断面図を見てください。先ほどの平面詳細図を示した箇所の断面詳細図が以下になります。初心者のかたは厳しいかもしれませんが、ゆっくり見て理解をしてください。

f,g-detail

今度は、かなり大きな図面になっていますが、納めどころは上下2箇所です。まず、上のサッシの納めと、下のアンカー止めしたハカマというサッシの納めです。

基本的には、平面詳細図を同じですので、慌てずに見るようにしてください。以下にもっと拡大した図面を載せておきます。

b


上の作図は、サッシ上部にあたります。納めはほぼ、平面詳細図と同じです、以下はその下のハカマにあたる部分です。ここでは安定性を高めるために、アンカー止めをして固定しています。

d

如何ですか?ザクッと進めましたが、理解されましたでしょうか!

要は、ガラススクリーン及び、ガラスサッシについては、まず基本フレームがあって、その内側にガラスを固定する、ガラス押さえがあり、その内側にガラスが入ったものと考えてください。とても単純です。

難しく考えないで、「基本フレーム+ガラス押さえ+ガラス」と単純に考え、納めはこの図面を見て、学んでください。

それでは、今回はこれで終了です。長々とありがとうございます。純恵でした。

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2021/05/06| Edit
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