
■サイズ
| ■仕様 |
W1270×D920×H900 図面参照 | 本体:アメリカンチェリー柾目染色CL仕上げ 内部:化粧板仕上げ(白) |
■備考 【SCT】はサービスカウンターの略語です |
【作図解説】この作図事例は、基本機能をしっかり押さえたサービスカウンターの姿図です。見た目はシンプルですが、収納・機器配置・配線処理など、実務上の要素がすべて詰まっています。
今回はFAXを右側に設置する計画だったため、比較的大きめの開口を確保していまが、当時はFAX機のサイズが頻繁に変更され、図面修正を何度も繰り返した記憶があります。
こうした機器類の寸法は最終段階まで確定しないことが多く、現場対応力が問われる部分です。
本体は木製構造で、仕上げには「アメリカンチェリー染色CL」を指定。上質感を保ちながらも店舗全体のトーンに馴染む落ち着いた印象に仕上がっています。
天板には配線用の50φ穴が設けられ、スガツネ製のキャップを使用。内部はポリ合板白で清掃性にも配慮されています。
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【作図ポイント】
・抽斗やストック内部の有効寸法に指定があるかどうかを必ず確認すること。収納計画との整合性が取れていないと、現場で調整が発生します。
・鍵付き抽斗やブレーカーBOXなど、セキュリティやメンテナンス性に関わる箇所の有無を早い段階で確認しておく。
・FAX、レジ、カード端末など、設置機器のサイズが確定する前に仮寸法で図面を描く場合、必ず“可変範囲”を確保する。これにより変更時の修正負担を減らせます。
尚、以下に作図に重要な断面詳細図を2面添付しておきます。
しっかり,理解してください!
【私見として】図面自体はシンプルでも、現場の納まりを考えると奥が深い。特にサービスカウンターは“見せる什器”でありながら“使う什器”でもあります。
外観の意匠性を保ちつつ、配線・ストック・抽斗などの実用部分をどう整えるか。そこに設計者の腕が出ます。
今回のようにアメリカンチェリー仕上げを使うと、照明下での反射が柔らかく、カウンター全体が上品に見えます。店舗の第一印象を決める部分だけに、仕上げ指定にも気を配りたいところです。
【まとめ】
サービスカウンターの設計は、シンプルであるほど“段取り力”が試されます。内部構造・設備開口・機器寸法を事前に整理し、仕上げや細部まで一貫した意図をもって図面化することが重要です。
今回のように基本形がしっかりしていれば、多少の仕様変更にも柔軟に対応できます。まさに“ベーシックの中に技術が宿る”一例といえるでしょう。
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