■サイズ
| ■仕様 |
W1200×D600×H1000 図面参照 | 本体:木目調化粧板仕上げ 腰:木目調化粧板+モザイクタイル貼り ケース:t=10ミュージアムガラス貼り |
■備考
|
今回の作図事例はオーソドックスとはいえ、かなり難しい作図ですが、ゆっくり見ていけば決して描けない図面ではありません。
まず、全体説明として、トップにあるショーケース部分は、このサイトでも見ることの出来る内容です。
ただ、特徴的な腰部の意匠はちょっと凝っています。
というのも、ガラス越しに奥面のモザイクタイルがうっすらと見えるようにして、そのモザイクタイル面の上部に、演出照明を取り付けている辺りです。
きっと、柔らかい光の演出が効果を発揮するでしょう。
それでは、もっと詳しく説明を加えますので、
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実は、この腰部とショーケースに使用しているガラスは、少し特殊なガラスを使ってます。
ミュージアムガラスと言って、名前の通り美術館などで、よく使われているガラスなんです。
このミュージアムガラスの大きな特徴はガラスの映り込みが非常少ない点です。
一般的なガラスと比較してみれば一目瞭然ですので、下記の写真をご覧ください。
写真引用元:
アートおおがき
向かって左側が通常ガラスで、右側がミュージアムガラスです。左側には猫の足下にカーテンレールとカーテンが映り込んでいるのがわかります。
反対に右側はまるでガラスが入っていないように見えます。
ちょっと前置きが長くなりました。
さて、本題の納め方について進めます。
a部詳細図は、ショーケースのガラスと照明用支柱との位置関係を描いています。
天井からの照明で十分な照度を確保できるのであれば、この支柱は必要ありません。
せっかく特殊なガラスを使っているので、内部はスッキリさせたいところですが、天井照明の照度が少ないのであれば、極力薄く小さなサイズの照明にした方が望ましいです。
そこで、この事例では10mm×19mmのステンレンス製角パイプを支柱にしました。
b詳細図ではガラス腰部に埋め込むガラスの納めを表現しています。
次に
c部詳細図です。
この詳細図では、照明用支柱の固定方法を明記しています。
尚、腰部のガラス用溝にかなり近い所でボルト固定するので支柱の位置関係には注意が必要です。
《作図上での注意点》
今回の作成事例は百貨店の店舗でしたので、3Pコンセント取付が必須となっていました。
仕様もサイズも百貨店が指定したコンセントを取り付ける事になるのですが、ものによっては巾木のサイズよりも大きくなってしまう場合があります。
そのため、コンセントサイズと仕様などは事前に確認しておく事が必要なので注意してください。
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