VMDを意識した壁面とアクセントのあるボーダー|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

リタイヤした平凡な図面屋です。仕事から解放されて日々のんびり気楽に暮らしてます。そんな奴が好き勝手書いてます!

VMDを意識した壁面とアクセントのあるボーダー

vietical01

■サイズ
■仕様
W2800×D600×H3600
図面参照 
 壁面:LGS+PB下地AEP塗装仕上げ
 ミラー部:LGS+PB下地t=5mmクリアミラー貼り
 上部ボーダー:スチール角パイプニッケルサテン仕上げ
■備考


この図面事例は、ふたつの要素が含んでします。それは洒落っ気のあるシステム壁とちょっと風変わりな壁面ボーダーです。

壁面から説明しますと、普通のシステム壁はほとんどがスリットですが、このお店、ひょっとしたら高級店? なのか、ロイヤルベルラという割高のシステムを使用しています。

気になると言えば、壁面の段差ですね。間接照明を使っての演出はいいのですが、何故フラットのしなかったのかが残念です。

しかし、やはりベルラの方が上品に見えて高級感が損なわれません。

それでは、ベルラの良さをお伝えしましょう。

頑張ってます!
↓ ↓ ↓


●スポンサードリンク


スリットの場合はどうしても壁面にライン(線状)が見えてしまうのに対し、ベルラはポイント(点)で見えるのでパーツを外した状態でもさほど目立たないのがこのシステムの良さだと感じます。

そんな壁面の上部には、スチール角パイプで構成したボーダーがありますが、私的にはちょっとバランスが良くないと感じるのですが、如何ですか?

virtical02


この物件、私が担当していないので何ともいえませんが、このグリッドのようなものはいったい何なんでしょう。デザインにしては貧弱さを感じます。

まあそんなことはどうでもいいことですが、ただこのボーダーの補強パイプには注意が必要です。

天井までの高さがない壁面に補強パイプを固定していますが、壁自身の強度がそんなにないので壁の補強材と兼用したサイズのパイプにした方が望ましいです。

平面詳細図ですが、前述したことがここで明確に判明します。壁面が途切れてしま威連続性の無い壁面はだめです。

19

なんやかんや文句を付けていますが、これは事実であって修正すべき点だと考えます。

最後に壁面ボーダーの縦断面詳細図を添付して終了としましょう。

壁面什器詳細図2

最下段のみ正方形の角パイプにして造作壁とはLアングルで固定しています。

この手法でも間違いではありませんが、より強度を高める為にはボーダーの補強パイプのサイズを大きくして造作壁との設置面積を大きく取る方がより安心です。

この図面事例は、それほどよくありませんが、ひとつ引き出しが増えた程度で覚えておいてください。

頑張ってます!
↓ ↓ ↓


2021/06/20| コメント:0Edit

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Copyright © 図面屋ま〜の "Easy Living" な日々 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます