リタイヤした平凡な図面屋です。仕事から解放されて日々のんびり気楽に暮らしてます。そんな奴が好き勝手書いてます!

| ■サイズ | ■仕様 | |
| W1200×D500×H2200 図面参照 | フレーム:20×20スチール角パイプ焼き付け仕上げ 幕板・可動棚・ステージ:シナ染色CL仕上げ | |
| ■備考 作図日:2001.01 業態:婦人服(シンプルライフ) | ||
【作図解説】
この事例は、非常にシンプルなスチール角パイプのフレーム構造+木製で構成した壁面什器になります。
業種を問わず使える汎用的なデザインが特徴で、間口や棚構成を調整すればアパレルから雑貨まで幅広く対応できます。
特に目を引くのは、最上段のフェイスアウト陳列の納まりで、幕板内部に角バーを取り付けることでパーツの露出を抑え、スッキリとした見え方を実現しています。
角バーの固定は、幕板下端に取り付けた受け金物に上から落とし込む方式で、交換や調整にも対応しやすい構造になっています。
時代が時代だけに,やや古さは感じますが、壁面什器のプロトタイプとも言えます。
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【作図ポイント】
フェイスアウト用のフックを使う場合、照明器具との距離がどうしても近くなってしまい、商品の掛け替え時に照明器具へ接触し破損するリスクがあります。
そのため、間接照明ではなくミニダウンライトへ変更するなど、現場に合わせた照明計画が必要です。
また、フェイスアウトパーツが完全に外れないとは限らないため、安全性を第一に考えるなら角バーと一体化した仕様の方が望ましい場面もあります。
そもそも、幕板は意匠部材であり、荷重のかかるパーツを設置することは基本的には想定されていません。
荷重によって前方向へ倒れるリスクもあるため、力が集中する構造は避けたいところです。
パーツを視覚的に目立たせないことで商品がより鮮明に見えるメリットはありますが、強度と安全性の確保が前提であり、デザインとのバランスが重要になります。
以下は,断面図の部分詳細図ですので、参考にしてください。
【私感として】
幕板内に角バーを収めてパーツを見せない工夫は、売場の印象を非常に洗練させる良い手法だと思います。
ただ、その分だけ強度や照明との取り合いなど、設計段階で検討すべきポイントが増えるのも事実です。
この什器はシンプルで応用範囲の広い構造ですが、フェイスアウトの扱い方次第で安全性が大きく変わるため、現場の運用も含めた総合的な判断が必要になります。
見え方・強度・照明の3つをバランスよく整理していくことが、今回のような壁面什器で特に重要だと感じます。
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