ワイルドな吊り式引き戸はアイキャッターとなる!|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

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ワイルドな吊り式引き戸はアイキャッターとなる!


hanging door


■サイズ
■仕様
建具W800×D40×H2090
枠:W800×D135×H2070
図面参照 
 建具・枠:木工OS CL仕上げ
 吊りレール:スチールFB溶接組み+焼き付け仕上
 壁面:PB下地マジックコート吹き付け仕上げ 
■備考


この作図事例は吊り式引き戸の姿図と断面詳細図です。

基本的に引き戸は戸車とレールを隠す納めが一般的です。
しかし、この引き戸はあえて戸車とレールをデザインとして見せるようにしました。

これにより、荒々しいレトロ調のイメージを打ち出すことでお客様にインパクトを与えることとなります。

今ではあまり見かけない、レンガとマジックコート(吹き付け+左官仕上げ)との組み合わせにはピッタリと思います。

注意点としては最も重量の掛かるレール部分の納め方です。

この図面では天井から吊られた角パイプを支柱としています。そして、その支柱に引き戸用のレールを溶接しています。

それでは、その内容をもう少しお話しします。

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展開図を見て頂くと分かるように引き戸用レールの支柱が建具上部にありません。
これではレールを支えるだけの強度を持たす事が出来なくなっています。

若干気になる箇所でもあります。

せめて開口補強も兼ねて枠外の位置に1本ずつ欲しいところですが、そうすれば壁面衣装に支障を来します。

そこで考えたのが、50×50のスチール角柱を壁面と抱き合わせることです。

要は、向かって左の角柱を壁面に通して固定することです。現場ではそのように指示しましたので、なんとか上手くいったようです。

もうひとつ、注意しておく箇所があります。

それは建具を止める戸当たりとストッパーです。

建具の向かって右側の小口にはクッション材を取り付けるか、床面に戸当たりを付けるかの対処が必要なのと、左側には引き込みしろを残す程度のストッパーが必要です。

この2点は忘れがちになるので必ず覚えておいて下さい。

尚、作図ポイントとして以下の断面詳細図だけはしっかり押さえておいてください。
a,b detail
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2023/09/12| コメント:0Edit

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