壁面小窓と引き戸の作図事例と詳細図とメンテナンスハッチ|図面屋ま〜の "Easy Living" な日々

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壁面小窓と引き戸の作図事例と詳細図とメンテナンスハッチ


window+sliding door



■サイズ
■仕様

W1818×D135×H2125
図面参照 
 建具・窓枠:木工塗装仕上げ(化粧板同色)
 建具:木工化粧板仕上げ
 窓ガラス:t=8クリアガラス
■備考


【作図説明】
今回の作図事例は小窓に付けた壁面と引き戸の作図事例です。作図を見てみると事務所内にある、喫煙ルームのようです。

そのために、壁面に小窓をつけたのでしょう。ですから、事例内容は2つあるわけです。
壁面の開口枠である小窓と引き戸になるわけです。

それぞれの図面内容は難しくないので、安心していてください。

まず、平面詳細図から進めていきます。

それでは、続きをご覧ください!

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a detail

上記は平面詳細図ですが、ここでは左に引き戸右に小窓のこちらも、平面詳細が表現されています。

小窓から進めますが、ごく一般的な木製枠(75×25)で納められています。特に難しくは無いですね。

次に建具の方ですが、こちらも一般的な引き戸の納めであって、特記することはありません。

ただ、一般的といってもこの納め図はしっかり描けていますので、必ず覚えてください。

しかい、注意点もあります。

それは、引き戸の納め方にあって、壁と枠とのチリ寸法です。

平面詳細図を見て頂くとわかるように、壁と枠とのチリ寸法が10mm以上あります。特に部屋内の壁と枠とでは30mmもありますね。これじゃチリって呼べないですね!

通常枠と壁のチリ寸法は特別な仕上げで無い限り、3mmから5mm程度が望ましいです。

壁面に10mm程度のサイズの見切り材を取り付けたり、巾木を取り付けた場合は10mm以上のチリもあり得ますが、この場合も何らか事情があってこうなったと考えます。

思うに、窓を取り付けている壁芯を基準にしている事が原因で、このようなチリ寸法になってしまったのでしょう。

この壁のチリ寸法を3mmに設定すると全体的に12mm程度は省く事ができます。

次に、縦断面詳細図を拡大版で貼っておきます。

この図面も、平面詳細図と同様にほぼ完璧に図面に仕上がっています。
一度読み取ってください。

b detail

このでも、平面詳細図と同じ問題がありました。
それはメンテナンスハッチです。

メンテハッチと建具との隙間を22mmから10mm程度に変変更すると喫煙部屋内の30mmのチリ寸法も調整出来るはずです。

構造的には問題ないのでチリ寸法だけは注意して参考にして下さい。

ほぼ完璧だと感じた図面でも、よくよく見ると落とし穴は確実にあります。

最後に、メンテナンスハッチについてですが、レールに付属するカバー(事例は木パネル)もメーカーによっては揃えていることもあります。

よって、設計する際は見映えとコストとのバランスを考えて検討するようにして下さい。

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2023/12/09| コメント:0Edit

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